第2回 可愛そうなイノシシ

いのししの親子

全国的にイノシシが増えているのをご存知ですか?
今、日本の農家はイノシシの被害に頭を抱えています。
私たちお茶農家の場合は、畑を穴だらけにされています。山のお茶園なので、いたるところに自然薯(やまいも)が生えていて、それを掘りまくります。お茶自体に直接被害がないだけまだいい方ですが、芋なんか育てようものなら厳重にバリケードをしないと食い荒らされてしまいます。米も食われますし、最近は大根まで食い荒らしてます。「ぬうぅ このイノシシめ〜!」と、農家のいたるところで声が聞こえます。

しかし、私の子供のころはイノシシなんて見たことありませんでした。イノシシはすごく警戒心が強く人前には出てこない動物なのですが、なぜ今は出てきているのでしょうか?イノシシは悪者のように言われていますが、じつは、出てくるのにも理由があったのです。
イノシシの掘った穴!
写真ではわかりにくいですが、深さ約80cmもありました。

日本の山は、ほとんどがヒノキやスギが植えられています。私のおじいちゃんが元気だったころ、日本は戦後の高度成長期で建物を建てる木材がたくさん必要でした。そのために、ヒノキやスギが植えられたらしいです。
そのために、ほとんどの自然林は消えて、動物の食料が少なくなったために、人前に出てくるようになったのではないかと言われています。

「イノシシめ〜!」と人間は言っていますが、じつはイノシシも「人間め〜!!」と思っているのでしょう。確かに、悪いのは人間のようです。
しかし、このままでは被害も大きくなるし、謝ってもイノシシは許してくれませんし・・ 何か手を打たないといけないのですね・・
山はヒノキやスギだらけです。花粉の時期はものすごい量の花粉が飛んでます。ちなみに私は花粉症なのでこの時期は地獄です。

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第一回 季節を感じる

 やっと梅雨の合間をぬっての2番茶も、無事終わりました。梅雨は雨が多く、なかなか思うように茶摘みができなくて「この時期はいやだな〜」と思ったりもしますが、これも四季のある日本だからこそ味わえるものですね。

 こんな山の中に住んでいると、いろんな季節に気づかされます。畑の周りに生えている草も、1年の間にいろんな草に生え変わっていきます。蛙の鳴き声や、夏虫の音や、空の色や、山の色・・。私は3年前に大阪から帰ってきたのですが、そのころは「山は何もないな〜」と思っていました。季節の変化を感じれずにいたみたいです。恥ずかしながら、大好きなキュウリが夏の野菜というのも最近知ったぐらいです。
草は、種まきの時期などを教えてくれたりします。

 最近は、何でも1年中食べれますね。ハウスで栽培したり、外国から輸入したり、いつでも食べたい時に食べたいものが食べれる豊かな時代です。しかし、豊かになっている反面、季節を感じる時が少なくなってきたのかもしれません。昔の人たちは、今と比べたら貧しかったかもしれませんが、たくさん季節を感じることができたのではないかと思います。そして、俳句なんかを作って楽しんでたのかなと思います。
 これから先、どんどんいろんな新しい技術が開発されて、今以上に豊かな時代になっていくのだと思います。ということは、季節を楽しめる時はどんどん減っていくのでしょうか?この時代にいる子供たちは季節をどう感じているのでしょうか?豊かな時代も、そう考えるとなんかちょっと寂しい気がしてきます。

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