売れない野菜の結末
みなさんは、スーパーで買い物する時「まっすぐな大根」と、「曲がった大根」どちらを選びますか?味は全然変わりません。曲がっている大根は病気のように思われますが、ただ土の中に障害物があってそれをよけて成長しただけです。
「私は、曲がった大根が良いわ」という人はいますか?
同じ大根と分かっていても、「まっすぐな大根」の方をとりますよね。見た目が良い野菜が売れて、悪い野菜は売れない・・ まあ、当たり前と言えば当たり前なのですが・・
畑では、スーパーで売られているような綺麗な野菜ばかリできる訳ではありません。曲がってたり、虫食いがあったり、小さかったりといった、「売れない野菜」も出来るのです。「有機栽培」や「農薬削減」を目指していると、なおさら「見栄えのいい野菜」は出来ません。また、その時の相場で、売れる基準も左右されるので、相場がひどく安い時は「売れない野菜」の方が多かったりもします。段ボールなどの資材費、収穫の労賃、運送費などを考えると収穫する方が赤字になる。
そうなると・・ 捨てるしかありません。
1年かけて土作りをして、種まきをして、精一杯育てた「売れない野菜」は、捨てる意外ないのです。もったいないですよね。
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2004年の、連続台風の時は、種をまいても風にやられ、
また種をまいても風にやられ、「見栄えのいい大根」が出来ず
ほとんど出荷できない畑もありました。
食料が不足しているというニュースをよく目にします。「地球のどこかで飢えに苦しんでいる人達がいる」そんなニュースを見た明くる日、自分はトラクターで売れない野菜達を踏みつぶしています・・ すごく悲しい気分になります。全国の農家の人達も、同じ気持ちを味わっていると思います。何かが違うと感じていると思います。
「食べ物を粗末にしない!」
子供の頃はそう言われて育ちました。皆さんもそうですよね。
でも、私(農家の人)の場合、「子供に対して、このセリフは言えないな・・ 」とか思います。
どこかのホームページで「大根は7県で4650トン破棄された(2003年)」と見ました。そうすると、日本全国の捨てられていく野菜の量はどれぐらいなのでしょう?ものすごい量のような気がします。そして、そんな捨てられる野菜があるにも関わらず、外国から野菜が輸入されてきます。安いから・・
食料が不足している国もあれば、お金にならないから捨てている国もある。
もし神様がいるのなら、「なにやってんの?」と言われそうです。
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